週休4日、月収15万の「ゆるい就職」説明会が開催されました

「週休4日、月収15万」。これまで当たり前とされてきた週5日フルタイム・正社員という働き方に代わる、新たなワークスタイルを模索するプロジェクトがスタートした。その名も「ゆるい就職」。新卒の学生から25歳までの若者を対象に、週3日勤務で月給15万円の派遣や契約社員等の仕事をマッチングする。求職者向け説明会が9月2日に行われ、自分に合った働き方を求める若者たちが集まった。

仕事だけの毎日が、豊かな人生の選択なのか

「ゆるい就職」を仕掛けるのは、全員がニートで取締役の「NEET株式会社」や、女子高生による自治体改革ユニット「鯖江市役所JK課」などを企画してきた人材・組織コンサルタントの若新雄純氏。人材派遣・紹介は人材サービス会社のビースタイルが行う。若新氏は、「今は昔のように、車やマイホームに象徴される誰もが求める『普通の幸せ』のために、みんなが横並びでがむしゃらになって働く時代ではなくなった。仕事のやりがいや価値観が多様化するなか、若者が自分の働き方や人生について模索する時間が必要なのでは」と企画の背景を説明する(詳しくは「“マネジメント”からの逃走」第7回 http://president.jp/articles/-/13086 を参照)。

ビースタイルによると、説明会には当初の定員を大幅に上回るおよそ360名の申し込みがあったため、この日を含め3日に分けて説明会を開く予定。応募者の内訳は既卒4割、学生6割。男女比ではおよそ7対3。比較的高学歴を持つ若者が多く集まっているという。

説明会では若新氏が、このプロジェクトについて「若者は週4日もの休日をどう使えばいいか分からず、休日の使い方を不安視している」という報道があったことを紹介。参加者に「ゆるい就職」で就業した場合の休日4日の過ごし方についてグループで話し合わせる場面もあった。参加者からは「趣味や旅行に使いたい」「資格試験の勉強をしたい」「生活費を稼ぎながら起業の準備をしたい」などの前向きな意見が多く聞かれ、仕事以外にも積極的に時間を使いたい若者が多く集まっている印象を受けた。

また、すでに正社員として働く若者からは「週5日勤務では休みの2日が休養で終わってしまい、本当にやりたいことができない」「仕事が消化試合のようにこなすだけのものになっている」などの意見も出た。仕事だけの毎日が本当に豊かな人生と言えるのか、疑問を感じている様子がうかがえた。

新たな試みに期待する声も

多様なワークスタイルを提供することのほかに、「ゆるい就職」が他の人材派遣・紹介サービスと異なるのは、参加者同士でライフスタイルについての価値観を話し合う「場」として、ワークショップやコミュニティを取り入れる点だ。従来の就職活動や就業形態を離れて週休4日の働き方を求める若者は世間ではまだ少数派であり、同じ悩みや疑問を持つ参加者同士が互いの考えを共有し、応援し合える環境が必要との考えからだ。

9月中旬からは、この説明会を経て参加表明した求職者を対象にワークショップを行う。週休4日で働くことの心構えと受け入れ企業に貢献するための働き方について話し合う予定。その後10月末から採用を希望する企業とのマッチングイベントを開催し、実際に就業するのは11月頃からになる見込み。

具体的な求人はこれからだが、IT企業やベンチャー企業を中心に幅広い企業が関心を示しているという。仕事内容はデスクワークが中心になりそうだ。「スキルや能力があれば週3日でも人材を採用したい企業や、若者からの応募が集まりにくい業界や中小企業にニーズがありそう」(ビースタイル)。

参加者に話を聞いた。IT企業の人事部門で働く女性(24歳)は、「起業を考えている。仕事が軌道に乗るまでの生活費を稼ぐ手段としてこのサービスを利用できるのではと思った。この後のワークショップや紹介サービスもぜひ受けたい」と話す。

都内の大学に通う4年生の男性(21歳)は、「音楽制作をやっていきたいので、現在就職活動はしていない。週休4日の働き方に興味を持った」と参加の理由を話す。また、若新氏がこのプロジェクトを「実験的なもの」と捉え、「やってみなければ分からないが、仕事と生活の新しいバランスを模索する場にしたい」と話したことについて、「失敗するかもしれないが、それでも構わない。楽しみながら前向きに参加したい」と期待を寄せた。

提供:http://president.jp/

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