就活後半戦はハローワークで追い込む!内定取り消しのリスクヘッジを!

8月1日に2016年卒の採用選考が解禁されてから1カ月以上が経過したが、学生の就職活動はまだ続いている。リクルートキャリアの調査によると、8月1日時点での内定率は65.3%。2015年卒の選考解禁日(4月1日)の内定率18.5%と比較すると、今年は異常に高い。8月15日時点では1日から5.3ポイント上昇して70.6%となっており、かなり早いペースで選考が進んでいることがわかる。しかし、その一方で、1社も内定が取れずに就活中の学生もいる。さらに、内定取得者の38.2%は就活を続けている。

就活全般は早いペースで進んでいるが、就職を希望する学生の半数以上は就活継続中だ。就活期間が長引き、学生達は疲れ果てているが、これからチャンスはあるのだろうか。8月15日時点で70.6%と聞き、早くも今年中の就職をあきらめて、就職浪人を検討する学生もいるようだ。

ハローワークも新卒の就活を支援

青山学院大学では8月31日から大手企業中心に20社以上の企業説明会を行った。予定採用数を確保できない大手企業が、学内での説明会を強く要望しているようだ。

東洋大学でもいまだに求人票を持ちこむ企業が多いため、採用意欲の高い企業を招いて、随時、説明会を開催する予定だ。各大学では就活中の学生をフォローするためにいろいろな手段を講じている。

就活後半戦はハローワークで追い込む!内定取り消しのリスクヘッジを!
8月27日、東京労働局主催の「学生のための合同企業説明会」が開催された

8月27日、東京労働局は新宿の新卒応援ハローワークで「学生のための合同企業説明会」を開催した。新宿の新卒応援ハローワークでは今年初めての合同企業説明会(合説)となる。

大手企業はリクナビやマイナビの合説に参加し、中小企業はハローワークの合説に参加しうるというすみ分けができている。8月1日から2016年卒の就活が本格的にスタート、約1カ月経過して大手企業の採用が一段落したタイミングで、ハローワークの合説の開催となった。

今回の合説は時間で前・後半に分けられていて、前半と後半で参加企業が入れ替わる。参加企業は合計50社。中小の企業や団体がほとんどだが、東証1部上場企業も数社参加していた。

参加学生数は、前・後半合わせて450人。各ブースには多くの学生が集まり、会場は熱気に包まれた。

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説明会には多くの学生が集まった

ハローワークは予約を取りやすい

会場にいた東洋大学の学生は「大学のキャリアセンターもよくやってくれるが、混んでいるのでカウンセリングの予約を取るのがたいへん。ハローワークは予約を取りやすいので、最近はハローワークに来ることが多い」という。

中央大学の学生は「キャリアセンターが八王子にあるのは不便。ハローワークのほうが訪問先企業に近くて利用しやすい」と利便性を強調した。郊外のキャンパスに通う学生にとっては、都心にあるハローワークの方が就活の途中に立ち寄ることができて便利だ。

参加していたのは、採用したくても学生からのエントリーが少なくて苦労している企業が多かったが、学生に人気のある企業もあった。

世界的な総合モーターメーカーの日本電産は、7月までの内定数をわざと採用予定人数の8割にとどめて、8月以降に残りの2割を採用しようしている。早めに選考を始めていても、後半に採用枠を残している企業は日本電産だけではない。

今回は合同企業説明会ということで学生は説明を聞くだけだが、ハローワークでは9月に合同面接会を開催する予定だ。

明治大学は9月3日に「キラリと光る、優良企業に出会う」というタイトルの合説を開催した。単に採用が進んでいない中小企業を集めるのではなく「ニッチな分野ではあるが、国際市場に於いて高いシェアを持ち、良好な経営をしている中小企業を学生に紹介する」とのコンセプトで開催された合説だ。

参加企業は経済産業省が選定した「グローバルニッチトップ企業100選」の中の10社。電子顕微鏡で世界シェア7割の日本電子や、錠剤コーティング装置で世界シェア2割のフロイント産業、複写機メーカーが使用するテストチャーチで世界シェア10割の水上印刷など。いずれも知名度は高くないが、技術力が高く、ニッチ分野では世界シェアの高い優良企業ばかりだ。

全国の優良企業が集結

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「学生のための合同企業説明会」での企業説明のようす

「採用予定数の半分しか採用できていないので、早く人数を確保したい」と焦る企業もあったが、計量器メーカーのイシダの採用担当者は「8月中旬にいったん採用活動を終了した。内定辞退は1名しかでていないが、優秀な学生がいれば採用したいと思って参加した」と言う。また、軸受けに使用する「ころ」を生産している東振精機の採用担当者は「北陸地区の学生でほぼ採用は確保したが、東京地区の学生も採用したい」ということで、本社のある石川県からやってきた。

内定数が予定に達していても、いい学生がいればさらに採用したいという企業が少なくないことに驚いた。8月1日の選考開始から1カ月以上たつが、学生にとってまだまだチャンスはあるようだ。

参加した商学部の学生は「サービス業の内定を持っているが、メーカー志望なので正直行きたくない。今日は技術力のあるメーカーが参加しているので出席した」と言う。

明治大学では「グローバルニッチトップ企業100選」を対象にした説明会を10月以降にも開催する予定だ。

優良企業であっても、知名度が低いために学生が集まらず、いまだに採用活動を続けている企業は少なくない。そして多くの大学のキャリアセンターは1人でも多くの学生を就職させようと、さまざまな策を講じている。周囲に内定獲得者が多くとも悲観することはない。

提供:東洋経済ONLINE

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