2015年度の高校新卒就職内定状況は63.2%と増加

株式会社さんぽうは、全国の高等学校(全日制・定時制)を対象に来春卒業予定の高校生の新規就職に関するアンケートを実施した。アンケート回答校507校の集計では、平成26年9月30日時点での就職内定率(内定通知を受けた人数/就職希望者数)は63.2%だった。景気回復傾向の兆しを受け、企業側の求人は増加している結果となった。

しかし、高校進路指導の現場では現状を手放しで喜べる状況でないこともまたアンケート結果から明らかとなった。就職を希望する高校生の職業意識の希薄さ、安易な職業選択など高校生側に起因する問題が示される一方で、採用企業側への要望も多数挙げられており、今後高校側と採用企業側の双方で策を講じる必要性というものが見えてきた。

内定率は63.2%。87%の高等学校が求人数が増えていると回答

アンケート回答校507校の集計では、平成26年9月30日時点での就職内定率(内定通知を受けた人数/就職希望者数)は63.2%だった。昨年同時期の全国平均(厚生労働省発表)45.6%に比べ高い水準となっている。

また、今年度の求人の特徴については、68.8%の高等学校が「求人数も増え条件も良い」と回答した。「求人数は増えたが条件が悪い」を加えると、実に87%の高等学校が、求人数の増加を実感している。しかし、「募集職種の幅が拡がった」は44.1%にとどまり、事務職・販売職の求人が少ないなど、職種の偏りを訴える声も多く見られた。

回答者の76%が「ミスマッチの原因は主に就職希望者」と回答

求人元と就職希望者の間のミスマッチについては、「非常に多い」が2.0%、「多い」が31.2%と、計33.2%だった。ミスマッチの原因は求人元・就職希望者のどちらにあるかについては、「就職希望者にある」が17.8%、「就職希望者に多くあるが、求人元にもある」が最も多く58.2%、合計すると76%にも上る。「求人元にある」は1.8%、「求人元に多くあるが、就職希望者にもある」が15.7%、「その他(求人状況など)」は6.5%だった。

ミスマッチの事例では、求人票と実際の違い・残業・人間関係も

ミスマッチの具体例(自由記述回答)では、就職希望者側の「仕事内容や必要な能力・適性などの理解不足」や「浅薄な職業意識や安易な選択、高望み」、「入社後の忍耐力のなさ」などによる事例が84件挙がった。一方、「求人票での条件と入社後の違い」、「残業の多さ」、「人間関係の苦労」など、求人元側についても80件とほぼ同数となっている。ミスマッチを防ぐ手段については、「応募前職場見学の実施」65.4%、「職業理解の向上」56.7%、「インターンシップ」41.7%の順に多いという結果となった。

景気回復傾向の兆しを受け、企業側の採用意欲も高まっている。この動きに伴い、実際に9割近くの高等学校が求人数の増加を認識していると回答。しかし、売り手市場とは言え、進路指導の現場では現状を手放しで喜べる状況でないことがアンケート結果から明らかとなった。

実際には、就職を希望する高校生の職業意識の希薄さや、安易な職業選択など高校側で問題を抱えている現状がある。一方で求人票からは読み取れない情報の提供や、高校の状況を理解した採用活動の実施など、採用企業側への要望も多数挙げられていることから、高校側と採用企業側の双方で策を講じる必要性も見えてきた。

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