来年度の大卒内定率68.4%で女子が男子上回る

来春卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率は前年同期比4.1ポイント増の68.4%で、4年連続で上昇したことが14日、文部科学・厚生労働両省の調査で分かった。リーマン・ショックの影響が出る前の2008年同期(69.9%)に迫る水準。文科省は「景況感の改善で企業の採用意欲は確実に高まっている」と分析している。

全国の62大学の計4770人を抽出して調べた。大学院などに進学せず就職を目指す学生の割合を示す就職希望率は、78.7%と前年より0.8ポイント高く、1996年の調査開始以来の最高を更新した。求人が増えたことで学生の就職意識も高まったとみられる。

大学生と高校生の就職内定率 2015年度

男女別の就職内定率は、男子67.6%(前年同期比3.1ポイント増)、女子69.4%(同5.4ポイント増)で、女子が男子を2年ぶりに上回った。文系67.3%(同4.3ポイント増)、理系73.5%(同3.2ポイント増)だった。

私立大(67.8%)が前年と比べ4.7ポイント増と大きく上昇し、国公立大(70.3%)との差が前年より2.2ポイント縮まった。

明治大就職キャリア支援事務室は「景気回復を受け、大企業が優秀な人材を確保しようと早いペースで採用活動を展開した。中小企業も募集枠を増やしている」と分析。筑波大就職課の担当者は「内定が得られず相談に訪れる学生が例年より少ない」と話している。

この時期の内定率は97年(73.6%)にピークとなった後、就職氷河期に入り低迷。いったん改善したが、リーマン・ショック後の10年に過去最低の57.6%に落ち込んだ。近年は回復傾向で、今回の伸び率は過去2番目に高い。

選考期間が短くなるので就職活動も激化

一方、経団連の指針見直しで、16年春採用以降は、企業の選考活動の解禁時期が大学4年の4月から8月になる。リクルートキャリア「就職みらい研究所」の岡崎仁美所長は「選考期間が短縮されることにより内定を取る学生と取れない学生の二極化が一層進む懸念がある。足元の景気動向も不透明で、16年春採用も改善傾向が続くとは言い切れない」と指摘する。

厚生労働省によると、高校生の就職希望者の9月末時点の内定率は前年同期比8.8ポイント増の54.4%で、最近10年で最高だった。求人数が同32.6%増の約28万人、求人倍率が同0.37ポイント増の1.59倍と改善したことが内定率を押し上げた。

提供:http://www.nikkei.com/

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